この記事でわかること
・インデックス投資が良い理由
・積立投資が良い理由
・飛躍的に伸ばすコツ
・狼狽売りについて(私見)
参考図書「知識もお金もないですが新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです」投資塾ゆう著
①index投資が良い理由
まずは、本書が大変わかりやすく、再現性がありそう(実際やってないので)だなと感じました。新NISAが始まり、色々な商品の理解が、日本人に浸透しつつあり、どうやらインデックス投資が良いらしいということは、なんとなくわかってきました。
(1)市場はランダムに上下しているが、基本上昇している。
主な原因は、人口の増加です。中国の成長は著しいものがありました。これも人口の増加が労働力の増加、経済の成長につながっています。経済が成長すれば、人々の生活も潤い、なお一層成長するということです。これが、世界的に、インドや、アフリカといった人口が多い(増えている)地域に発生していきます。
(2)インデックスには、自浄効果がある
本書では、S&P500指数一択で話が進んでいきます。
S&P500はアメリカの上位500社を丸ごと含んだインデックスです。上位500社ということは、元気のある会社(利益が出ている)を集めたということ。もちろん、元気のない会社は、じっちゃま的には「鼻くそピン」されて、元気な会社と入れ替えられます。これがS&P500の中で起こるので、現物の売買をすることなく、内部で自浄されていきます。
(3)アクティブ投資との差
この話は、明確にインデックスに軍配が上がります。アクティブ運用は、ファンドマネジャが顧客の資金を集めて運用するスタイルです。その腕によっては、失敗することもあるでしょう。もちろん成功することも。しかし、問題となるのは、高い手数料です。例えば、運用で10%利益が出たとしましょう。そこで3%手数料を取られては、どうしようもありません。インデックス投資では、1%未満の手数料となっております。
②積立投資が良い理由
(1)心の負担の減らし方
積立投資では毎月一定額(金額)の積み立てを繰り返していきます。電子的な取引ですが、投資は株数を増やす作業です。高い時にたくさん買う人はいませんよね。安い時はたくさん買いたいです。しかし、そのタイミングは、誰もわからないんですよね。「ああ、高値で買ってしまった」や「ああ、もっと買い増したかった」という、後悔が積立投資では緩和されます。これは、どうせ毎月一定額なので、自然と高い時は少なく、安い時は多く買うことができます。同時に株数を増やすという目的も果たせられるということです。
(2)ドルコスト平均法か、一括投資か。
(1)はドルコスト平均法のお話でした。一括投資なら、早く株数を増やせるのでは?確かにそうですよね。私たちは、投資を始めた段階で、一旦資産を手放しています。(もちろん自分のお金だけど)つまり、ドルコストでも、一括でも、市場にお金を放出した時点で、上下するリスクに晒されているということです。なので、結論はどちらでも変わらないです。しかし(1)で述べた、心の負担に関して言えば、ドルコスト平均法は良いと考えます。
③飛躍的に伸ばすコツ
(1)新NISAでは、積立投資枠と、成長投資枠の2本の投資枠が存在します。積立投資枠の上限は年間120万円、成長投資枠の上限は年間240万円です。前述のように、積立投資枠を使用して、毎月コツコツと積み立てをしていきます。
(2)積立投資枠120万円満額投資できるひとはスバラシイです。しかし、やらないよりはやる方がマシの精神で、毎月少しづつでも積み立てていきましょう。飛躍的に伸ばすコツを本書では、マイナス5%ルールと呼んでいます。
(3)マイナス5%ルール
インデックスの指数が金曜日の終値が前週の終値から5%下落したタイミングで、成長枠でインデックスを買い増し(1年分を推奨)するという手法です。「下がってるのに買うのか?」そう思う人も多いと思います。しかし①で述べたように市場は上昇しているのです。色々な見えざる手(FRBとか)が介入するということもありますが、下がっても、上がるということが、歴史的には起こっていることなのです。
④狼狽(ろうばい)売りについて(私見)
2025年S&P500は暴落すると言われています。乗じて売りの煽りをする方々もいるでしょう。じっちゃまは、「なぜガチホする?」とよくいっていますが、あれは、個別銘柄の話でしょう。焦って売ってしまうことほどもったいないことはありません。インデックスはいずれ上がるのだから。なので、狼狽売りを煽る人にはお気をつけください。東日本大震災の時、東京電力の株価は、ダダ下がりしましたが、今はどうでしょうか?確かめてみてください。
まとめ
この記事では、インデックス投資に関する書籍を紹介しました。
結論
インデックス投資で積立NISAを実施し、毎週土曜日のS&P500の指数がマイナス5%となった段階で、成長投資枠で1年分積立。
これが、色々考えて、あれこれいじくりまわすことをせず、落ち着いて投資ができるスタイルだと考えます。